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WeWork運営会社が29億ドル規模の不動産ファンド立ち上げ

2019.5.21|不動産投資ニュース

WeWork運営会社「The We Company」は、シェアオフィス用不動産を取得・管理する29億ドルの不動産ファンド立ち上げを発表しました。シェアオフィス用の不動産取得と、シェアオフィス需要に合わせて世界各地域の物件を効率的に売買できる体制を整えることが目的のようです。

米ウィーワーク、不動産ファンド設立 3000億円規模

米シェアオフィス大手で「ウィーワーク」を運営するウィーカンパニーは15日、シェアオフィスとして使うための不動産を取得し、管理する29億ドル(約3200億円)のファンドを立ち上げると発表した。世界各地での事業拡大に伴い、需要に合わせて各地域の物件を効率的に売買できる体制を整える。

ウィーカンパニーの関連会社、ARKがファンド運営主体となり、カナダの不動産会社が戦略パートナーとなる。ARKは世界の都市の物件を選定して購入、ウィーワークが顧客向けにシェアオフィスサービスを提供する。

ファンド運営主体のARKについて、CNNに記載されていました。

WeWork parent company continues spending spree with big real estate investment

ARK is majority owned by The We Company; Ivanhoé Cambridge, a Canadian real estate company, is a strategic investor and has provided “substantial capital.”


(ご参考までに意訳)

「WeWorkの親会社は大規模な不動産投資で資金を支出し続ける」

ARKはThe We Companyが(株の)過半数を所有しています。カナダの不動産会社である「Ivanhoé Cambridge」は戦略的投資家であり、相当な資本を提供しています。

Ivanhoé Cambridgeも、以下の通りパートナーシップ締結について発表しています。

Ivanhoé Cambridge announces strategic partnership with The We Company

The strategic partnership will be led by ARK, The We Company’s new real estate acquisition and management platform.


(ご参考までに意訳)

「Ivanhoé CambridgeがThe We Companyとの戦略的パートナーシップを発表」

この戦略的提携は、The We Companyの新しい不動産取得および管理プラットフォームであるARKにより主導されます。

専門家の想像を超えるようなWeWorkのビジネス展開は、ソフトバンク孫社長の強力な支援があってこそではありますが、共同創業者の一人でCEOのアダム・ニューマン氏のユニークで柔軟な発想と言動にも起因すると思います。

ブルームバーグに掲載されたインタビュー記事内に「なぜ社名がARKか?」という問いに対する同氏による回答が掲載されていますが、その回答から同氏のユニークさが分かりますので、ご参考までにご覧ください。

WeWork Wants to Become Its Own Landlord With Latest Spending Spree

Why the name ARK? “There are a lot of explanations,” he says later. “Adam, Rebekah, and Kids—that’s one.” His wife, Rebekah, is a WeWork co-founder; they have five children. He doesn’t contest a more Biblical origin, noting that “Noah’s Ark represents a covenant between God and the people to never destroy the world.”

The following day, a spokesman stresses that Neumann’s first answer was a joke, and offers a third option: “Asset, return, kicker.”


(ご参考までに意訳)

「WeWorkは最新の気前の良い支出により自ら不動産大家さんになりたい」

なぜアークという名前なのか「たくさんの説明があります」とAdam Neumann氏は後から言います。 「Adam、Rebekah、そしてKids (それぞれの頭文字をとってARK) – それが1つです。」彼の妻Rebekahは、WeWorkの共同創設者です。彼らには5人の子供がいます。

(2つ目の名前の由来として)「ノアの箱舟(箱舟の英訳:ARK)は、世界を決して破壊しないという神と人々との間の契約を表している」と指摘して、彼はより聖書的な起源に異議を唱えません。

翌日、スポークスマン(広報担当者)は、Neumannの最初の答えは冗談だと強調し、3番目の選択肢:「Asset, return, kickerそれぞれの頭文字をとってARK」を強調します。

「黒船来航」と私たち日本人が騒いでいる間に、こういったジョークを放ちつつ世界規模の新規事業を矢継ぎ早に打ち出す、現代のグローバル企業経営者の一端を見る思いです。既存の業態や常識にとらわれず、その業界を変えていく方々は、今後ますますこのような方々なのでしょうね。

グローバルに事業を急ピッチで展開する昨今の経営者は、日本市場はあくまでも通過点であり、世界規模で事業展開する市場の一つにすぎないようです(苦笑)。

 

 

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