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アマゾンが動いた米国不動産業界 日本参入の可能性もあり

2019.8.30|コラム

アマゾンは不動産業界を大きく変える事業を始めました。この消費者と不動産業者双方へ利益をもたらしてくれる事業モデルは、不動産購入者、不動産エージェントの双方を囲い込む可能性があります。

 

米アマゾンが不動産業界に参入、仲介大手リアロジーと提携

同社が提携する不動産仲介会社リアロジー(Realogy)と共に発表したところによると、新事業は米国人の住宅購入の方法、そして引っ越しの方法を様変わりさせるものになるかもしれない。

「TurnKey(ターンキー、鍵を回す)」と名付けられたこの新しいプログラムは、首都ワシントンをはじめ米国の主要15都市圏で住宅を探す人たちと、地元の仲介業者(エージェント)を瞬時につなぐことを可能にする。

プログラムに参加するのは、コールドウェルバンカー、センチュリー21、サザビーズ インターナショナル リアルティなど、事前審査を受け、高い評価を受けたリアロジー傘下の複数のエージェントだ。

これらのエージェントを通じて購入契約を結んだ住宅購入者には、アマゾンが1000~5000ドル(約11万~54万円)相当の製品やサービスを特典として提供する。

利用者は、アマゾン経由で不動産を購入すると購入金額に応じた特典を得ることができ、不動産エージェントは成約時に仲介手数料を(米国ではおそらく主に売主から)得ることができるという事業モデルですので、みんな利益を享受することになります。

日本でも、同様のビジネスモデルを構築することは可能です。利用者(消費者)と不動産業者双方へ利益をもたらしてくれることが、この事業モデルの大きな魅力の一つです。

先日、弊社が取材を受けた際に、

ブロックチェーン等の新技術の利用が目的になり政府や業界団体から歓迎されにくい状況に陥ると、ベンチャーキャピタル等からの投資資金の流入が続かなくなり、不動産テックの推進力が失われる可能性があります。不動産テック関係者は、不動産事業者に利益を与える「半歩先のテック」で既存業界にまずは存在を確立することが得策だと思います。通販大手アマゾン等の国際的テック企業が、巨額の資本力と既存ユーザー数を背景に、日本の不動産市場に参入し席巻する可能性があるからです。

*詳細の内容は以下の動画をご覧ください(日英二か国語で無料閲覧可能)

“Half-Step Ahead Real Estate Tech” is necessary to spread to the Japanese Real Estate Industry(日本の業界普及に求められる「半歩先の不動産テック」”

 

と述べた通り、アマゾンは「半歩先の不動産テック」で日本の不動産市場を席巻するかもしれません。

近い将来、アマゾンが同等のサービスを日本で開始した場合、日本の中小不動産業者及び所属する不動産エージェントが直ぐにアマゾンに登録するわけではないとは思いますが、様々な既存の業界を変えてきたアマゾンなので、登録した方が賢明だと思う業者は多いように思います。

ベンチャーブームに乗っかる少々怪しげな不動産テック事業が日本の不動産業界で散見される中、アマゾンはいつ真打登場となるでしょうか。楽しみでもあります。

 

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