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土地売買|数億円規模の相続税支払い

2014.8.22|コンサル・投資実績

2010年11月に相続税支払いの為に売買の仲介をした案件をご紹介します。

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不動産の相続と聞くと、生前に税金対策として、アパート、マンションなどを借金して建築することが頭に浮かんできます。しかし、何の準備もなしに突発的に不動産を相続することになった為、膨大な額の相続税の支払いに迫られる場合もあります。

今やありえない話ですが、日本経済や不動産価格が右肩上がりであれば、一般市場で高く売却するなり、物納するなりして、相続税支払いのための原資とすることも可能でしょう。しかし現在の経済や不動産価格は、長い間その反対を向いているので相続税を支払うのは容易ではありません。

相続税は、相続人が未成年であっても容赦なく請求されます。
今回の案件はまさしく予期せぬ相続を未成年が受けたケースでした。

この取引で相続税を納付するために設定せざるをえなかった売却価格は、一般的な不動産業者や個人の方が購入するような価格ではありませんでした。これでは、いつまでたっても相続人が相続税を支払うことができなくなってしまいます。

不動産競売物件が事業の一つである当社は、相続税を支払うことができずに、所有不動産が差押えになり、場合によっては現在住んでいる家まで失う案件を何度も見てきました。

そこで未成年である相続人のために、なんとか力になれないものかと、これまで何百という住宅用地を仲介した実績を持つ、この道30年の当社ベテランスタッフが、この案件を担当することになりました。

結果的には相続税を支払うことが可能な額で無事に売買が成立しましたが、同業者が口を揃えて、
「誰も買い手がいないよ・・・」
「物納しかないでしょ・・・」
と半ば諦めているような難しい取引でした。

相続人の地主さんや、売買の窓口となった弁護士さんなど、関係者の方にも、大変喜んでいただきました。
もちろん、さまざまな業者さんのお力添えがあったために、無事取引が成立しましたので、皆様にも感謝しています。

誰もが難しいと言った案件でしたが、地道に不動産業を続けて来た信頼と実績が築き上げた人間関係や技術が成功の秘訣でしょうか。ちなみにこの土地は当社本社ビルの駐車場を挟んで隣でしたので、当社が取引に参加できて非常に良かったです。毎日見ている隣の土地なのに他の業者に取引されると。。。ですからね。

ちなみに、仲介を担当した当社ベテランスタッフは、これだけ難しい案件をフィニッシュしたのに、いつも通りのスタイルなまま、次の案件に取りかかっています。