ESTATE BOOKS

 

中小企業経営者・投資家の為の不動産情報サイト ESTATE BOOKS

世界の不動産投資額、前年同期比3%増の3,150億ドル

2015.7.17|不動産投資ニュース

20150717

総合不動産サービス大手のJLLグループは、2015年上半期の世界の商業用不動産投資額の速報値を公表しました。世界の商業用不動産投資額は、速報ベースで前年同期比3%増の3,150億ドル、日本は前年同期比6%減の193億ドル(ただし円建てでは10%増の2兆3,100億円)となりました。

 

[速報-2015年上半期] 世界の不動産投資額、前年同期比3%増の3,150億ドル 日本は6%減の193億ドル(円建てで10%増の2兆3,100億円)

JLLリサーチ事業部長赤城威志は次のように述べています。 「今期のみに着目すると投資額は減少していますが、一般的に決算期末が重なる第1四半期に取引がまとまる傾向があり、2013年以降、右肩上がりで増加を続けてきた投資額が今期落ち着きを見せました。一方、上半期全体でみると円建ての投資額は前年比で増加を続けており、J-REITが継続的に物件を取得しているほか、私募ファンドによる取得額は前年同期比6割増しの状況となっています。良好な資金調達環境は継続しており、現在のレベルの金利水準が継続する限りは投資額の増加傾向が続くものと予測されます。」

 

J-REITや私募ファンドの積極的な物件取得は、今後も続きそうな勢いです。

ただし、私募ファンドによる取得額が相当伸びていることについては要注意です。

あくまで私見ですが、この延長にあるのは、お金の集めすぎからくる無理な不動産投資が開始されている可能性です。その先にあるのは皆様もご存知でしょう。

有事に備えてリスクヘッジしつつ、将来の再投資に備えておくことは市況がヒートアップしている今こそ重要です。

 

ちなみに現在の市況において、以下の記事で紹介されているような余裕のない不動産投資は避けましょう。

貯蓄ゼロで投資 株価に一喜一憂する崖っぷち家計

ある面談の日、Mさんは非常に落ち込んでいて暗い様子でした。聞くと、「持っている個別株の株価が大きく下がって資産がかなり減ってしまった」といいます。Mさんの運用資産の内訳を聞くと、国内の個別株2銘柄と日本株のアクティブ投信が1本。国内株に資産が偏っていて、リスク分散ができていません。しかも、売買頻度が高い、いわゆる短期投資家なので株価の上下が資産全体に大きく影響していました。  奥さんは「投資はよくわからない。リスクなしでお金を殖やしてくれるならいいけど」と、資産管理などは夫任せでした。夫は「貯蓄ではお金は殖えないから、多少のリスクを負っても投資がいい」と考えています。

貯蓄ゼロで不動産投資してしまいますと、借り入れ金に依存する割合が多いため、空室損や想定外の建物修繕に関わる出費に一喜一憂してしまうことにつながります。

すなわち上記記事の通り、「崖っぷち」の不動産事業経営になりますのでお止め下さい。