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欠陥マンションがなくならない

2015.10.20|不動産投資ニュース

20151020

三井不動産レジデンシャルが販売した「パークシティLaLa横浜」の基礎杭が支持基盤にまで達していないということで大問題になっています。欠陥マンションの有名な事件の一つといえば、「姉歯事件」が記憶に新しいです。強度不足を知りながら建物を建築して販売したとして、刑法上の詐欺罪として罰せられました。

 

業界覆う悪習 残業嫌い効率優先か 前代未聞の三井不動産の傾斜マンション (2/2ページ)

住宅ジャーナリストの榊淳司氏は「旭化成建材は、デベロッパーである三井不動産グループの下請けの立場になる。日本ではデベロッパーの命令は絶対なので、工期を守るため(旭化成建材の)現場監督は相当なプレッシャーを感じていたのかもしれない」と話す。

通常、杭を打つ作業は5~6人で行われるが、現場の作業員は残業を極端に嫌う風潮があるといい、榊氏は「午後5時に作業を終了するため、効率を優先させた可能性もある」とみる。

もちろん、モラルの高い現場もあるが、榊氏は「現場ではエンドユーザーに考えが及ばず、手抜きにつながるケースもある」とし、過去、別の工事現場で目撃した一例「シャブコン」を挙げた。

「本来、水とコンクリートは強度を守るために一定の配合で混ぜなければならないが、水を多めに加えた方が型に流し込むのが簡単だ。そうして造られたマンションは、のちに雨漏りなどの不具合が発生する」

建設業界では2005年、「耐震偽装問題」が発覚。後の調査で地震で倒壊の恐れのあるマンションやホテル計99件が建設、販売されたことが判明した。構造計算書を偽造した元一級建築士の名前から「姉歯事件」とも呼ばれた。

榊氏は「杭は建物を支える重要部品であり、あの姉歯物件ですら問題とされなかった。今回の欠陥マンションに関しては、横浜の現場で監督を務めた人物の独断だったと信じたい。仮に、会社の先輩から代々伝わってきた不正であった場合は、大変なことになる」と語る。

今回の問題に関わった業者が関わった他の物件にも、同様の欠陥が存在するのではないかという疑惑が広がっています。

この記事の著者による別の記事です。

欠陥マンションが無くならない理由 「細心の注意払う」以上のことはできない (2/2ページ)

欠陥マンションは、購入者の人生を奪う。マンションデベロッパーはそのことを肝に銘じて日々の業務を行うべきだが、大手企業でさえこういった自覚が備わっていないから、今回のような事件が起こる。また、今後も続くだろう。

 

残念ながら、過去にもマンション業界ではこういった問題が発生しています。

三菱地所&鹿島による欠陥工事に関する次のような記事を読むと、残念ながらこれからもこういった類いの大問題がなくなる可能性は低いと感じています。

三菱地所×鹿島で欠陥工事 億ション解約騒動の顛末

ここにきて東日本大震災の復興需要や不動産需要の高まり、さらにこれから始まる東京五輪関連の建設ラッシュによって、人手は日に日にタイトになってきている。

現場の職人不足や、それに伴う人件費高騰はもちろん、ゼネコンやサブコンも人手が足りず、ミスが起こりやすい条件がそろっている。 「マンション工事なんて儲からないから、ずさんな現場は少なくない。工程の最後で適当に穴開けをしても表面上は分からないから、そのまま竣工することも可能だっただろう」。あるゼネコン幹部はこう断言する。

つまり、ミスの多寡はあるにせよ、似たような施工がなされるだけでなく、そのまま客に知らされずに引き渡されている危険性すらあるというのだ。

大企業が関わる問題は、真相がはっきりしない間にうやむやになり、最終的に特定人物に責任が集中して幕引きされることがあります。さまざまな人物や利権が絡んでしまうからでしょう。

強度不足を知りながら販売したとして、刑法上の詐欺罪として罰せられた元社長に関する記事です。

耐震偽装事件「有罪」のヒューザー元社長が再審請求へ

「詐欺師とされたが、否定できる証拠出てきた」 小嶋元社長は、姉歯(あねは)秀次元1級建築士(57)=建築基準法違反罪などで懲役5年の実刑確定=が耐震強度などを偽装した構造計算書に基づいて建てられたマンションの強度不足を知りながら、4億円超で顧客に販売したとして詐欺罪に問われた。


 

元ヒューザー小嶋進氏「金あった頃は無尽蔵に美人が現れた」

当時はカネ持っていたから、次から次へとスタイルのいい女が出てくるわけよね。そうするときりがない。ありがたみがなくなってくる。カネがなければ出会うチャンスも限られてくるでしょ。口説き文句だって限られてくる。楽しめる範囲が決まっているほうが、かえってありがたみがあるわけですよ。ところが無尽蔵にきれいな人が現われて、カネが自由になってくると、決して愉快なものではなくなりますよ。

もう時効だからいっちゃうけど、銀座のクラブでカネを燃やしたことがあるよ(笑い)。結局、お前たちが欲しいのはカネかと。なんか悲しくなってしまってね、涙を流しながら、こんなにカネがあるからよくないんだと。嫌いなものは女、酒、カネといって、札にウィスキーかけて燃やした。もっともあれ以降は、女性たちもいなくなってしまったけどね。

当のご本人は悔い改めて、新しい人生を歩んでいるようです。一時的に多額の金銭を手にした人を虎視眈々と狙っている人は多く、当のご本人もその気になってしまう(勘違いしてしまう)ものなのでしょう。

不動産投資で成功した場合も同様です。様々な誘惑に負けず、それを維持しつづけることは本当に難しいですね。