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世界の不動産市場で影響力を強めている中国マネー

2015.12.25|不動産投資ニュース

20151225

巨額の中国マネーが世界の不動産市場に影響を与えています。こうした活発な不動産投資は、実は序章にすぎないという記事です。

 

中国人は、なぜ米国の不動産を狙うのか — 購入金額は米国人住宅購入者の3倍以上

チャイナマネーは世界の不動産市場で影響力を強めており、中国経済の混乱にもかかわらず、中国からの資金の流入は続きそうだ。通貨の引き下げと株式市場の下落により中国の海外での購買力は抑えられたが、一方でそうした不確実な経済状況により、中国の個人や企業は自国以外ならどこにでも投資しようとしている。

ロンドンでは、中国の投資家が裕福な地域の高級マンションや、金融街の高層ビルなどを購入している。カナダでは、バンクーバーの地味な平屋建ての家に100万ドルを支払う。オーストラリアでは、中国の政府系ファンドが9棟のオフィスビルを買い、これはオーストラリアでは史上最大規模の不動産取引の一つとなった。

米国では中国人の住宅購入熱が東西の海岸から始まった。中国人投資家はマンハッタンの高級マンションや、シリコンバレーの豪邸風住宅を、先を争って購入し、大都市の住宅価格を押し上げた。今では、この熱気が米国の内陸部まで広がりつつある。より価格が安く、広さもある地域だ。

 

純粋な不動産投資目的だけではなく、中国人特有の問題が原因で他国に多額の資金を流出させる人も相当いるようです。

この記事の続きです。

 

平均購入価格は米国人の3倍以上

不動産を買っている中国人の中には、純粋に投資目的で購入している人もいる。米国内での賃貸料の上昇から利益を得ようとしているのだ。一方では、自分のおカネを中国政府の手の届かない場所に置こうと考えている人もいる。また、多くの人が子どもたちの教育を念頭に置き、よい学区にある住宅や大学の近くの住宅を選んでいる。 北京の経営・投資コンサルタント、エリック・デューは言う。

「北京の不動産価格はとても高い。株式市場は暴落しているし、経済は不安定だ。中国人にはおカネはあるが、よい投資先が十分には存在しないのだ」。


活発な投資は始まったばかり?

過去6年間、中国政府は経済を刺激するため、国内の現金を増加させた。その結果、海外で動かせる余剰資金が生じることとなった。また、個人がより簡単に多額の資金を海外に移動できるようにもなった。規制の多い、同国の金融システムの自由化の一環だ。さらに中国政府は、企業に対する規制も緩和している。たとえば、保険会社は資産の15%まで海外で投資できる。その結果、商業用不動産の購入が急増している。

中国企業はアメリカの有名物件に投資を行っている。たとえば、ニューヨークのゼネラルモーターズ(GM)・ビルディングや、ウォルドーフ・アストリア(ホテル)などだ。こうした状況は、1980年代に日本人が米国の商業用不動産を高値で買っていたことと比較されている。

だが、この活発な投資は、まだ始まったばかりなのかもしれない。昨年末の時点で、中国の保険会社はわずか1.44%しか海外に投資していない。

 

中国政府が絡む問題や大気汚染などの問題が背景になり、中国マネーによる不動産爆買いが世界の主要なエリアで継続中のようです。

中国マネーによる不動産爆買いの背景については、先日以下の記事で記載しました。

 

中国マネーによる不動産爆買いと“投資移民” 不正資金も流入か

中国マネーによる不動産爆買いの記事は頻繁に見聞きします。爆買いの背景には、円安や東京オリンピック開催のほかに、海外移住を目指す”投資移民”もありそうです。

(中略)

中国マネーによる爆買いの対象となる不動産は、日本だけではありません。米国や韓国・済州島、ドバイ等においても相当行われているようです。 純然たる不動産投資のためだけではなく、自らの財産を国外に逃避させつつ永住権取得や海外有名学校へ子供を入学させるという動きは、世界の主要国で起きているようです。

 

これだけ爆買いが続くと不動産投資用の資金の流れに規正がかかり、特に海外に口座を持っていない中国人による不動産投資は困難になる可能性があります。

一方、投資先に現地法人や不動産投資ファンドを設立する等、不動産投資を事業と捉えて上手に投資マネーをコントロールできる投資家は、今後ますます世界各地の不動産市場に影響を与えていくでしょう。今後の不動産投資業界に新しい風を吹き込むのは、こうしたアントレプレナーのような気がします。

ただし、大きなチャンスとリスクは常に背中合わせです。

来る2016年は、今年以上に本質を見極めることが重要になるでしょう。

 

今年もエステートブックスの記事をお読み頂き、ありがとうございました。

皆様のますますのご活躍とご発展を祈念致します。

 

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