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リスク回避で海外不動産投資マネーが日本離れ

2016.7.19|不動産投資ニュース

20160719

英国のEU離脱、フランスやトルコでの出来事は、世界経済、日常生活がいかに脆弱であるかを露呈しています。主に海外の巨額な不動産投資マネーに支えられ価格が高騰していた日本の不動産投資も、リスク回避の流れで売り対象になっているようです。

まずは、昨今の日本の不動産投資市場が後退局面を迎えていることを示す記事を見てみることにしましょう。

健美家から公開された投資用不動産 2016年6月分のマーケットデータによると、投資用不動産の価格は下落傾向にある(表面利回りはアップ)ようです。

投資用不動産マーケットトレンド2016/07 不動産投資と収益物件の情報サイト「 健美家( けんびや

【一棟マンション】

一棟マンションの価格は、前月比-4.39%(-693万円)の15,094万円と下落。表面利回りは、前月比+0.17ポイントの8.15%となり上昇に転じた。

不動産投資家として健全な事業を継続するためには、路線価の上昇等、不動産投資市場が右肩上がりのように感じるニュースに惑わされてはいけませんね。

実際のところ、投資用不動産を所有している方が高値で売り抜けようとしても、期待する価格では売却できない状況です。

不動産価格が下落(表面利回りがアップ)する傾向にあるのは、妥当な結果です。

外国人の不動産投資マネーが日本離れ

不動産価格が高騰していた要因の一つである外国人マネーも日本の不動産を売却し始めているという記事です。

外国人マネーが日本の不動産を手離し&売り始めている不動産市場、後退局面入りか

 外資系投資マネーの多くは、実は昨年後半以降は不動産売買マーケットにおいて、これまでの「買い手」の役回りを変えて「売り手」に転じている。日本の不動産価格の「値上がり」を享受できる状態になった投資家が多くなったからだ。中国人をはじめとする外国人投資家が買い漁った湾岸タワーマンションも、昨年後半から目立って「売り」物件が増えているという。

 仮に東京五輪までの「上げ相場」を予測するマーケットであっても、理屈通りに東京五輪まで投資を続ける投資家はいない。「売り」は全員が「売り」と気づく前に「売り抜ける」のが投資の鉄則だ。需要が盛り上がらないのであれば、なおさらだ。

 したがって、英国のEU離脱による「円高」は、彼らにとっては日本不動産の絶好の「売り場」となる可能性が高い。世界の潮流は、株式や不動産のようなリスク資産からの回避を探る展開になりそうだ。世界中で相次ぐテロ、災害、移民問題には宗教も絡んでくるのでやっかいだ。

 イタリアの金融機関の不良債権問題は、英国EU離脱をきっかけに世界的な金融リスクを高めるのではないかという指摘も出始めた。金融の引き締めがリーマンショックの時のように全世界一斉に向かう可能性については否定的な見方が多いが、「対岸の火事」と片付けられるかは予断を許さない。

日本の実体経済が決して良いわけではない中、不動産投資の対象となりやすい物件の価格が異常に値上げされる市場は、マネーゲームと言わざるをえません。

そういった「仮面」は、いずれ剥がれ落ちるものですね。

 

不動産投資市場には暴落突入の予兆があるという記事です。

不動産市場、暴落突入の予兆…住宅余剰と賃貸空室率の高さが異常水準、個人所得減が鮮明

 日本の人口は減っている。住宅は大量に余っている。賃貸住宅の空室率は異様なほどに高水準。オフィス需要にも頭打ち感がある。インバウンド向けのホテル用地は、便利な場所に限られる。そして、東京には五輪後に大きなイベントがスケジュールされていない。

 バブルは必ず弾ける。余っているものの価格は下がる。15年の労働者派遣法の改悪などをみる限り、個人所得が伸びる兆しは乏しい。

 アベノミクスは5年後、10年後、厳しい評価を受ける可能性が高い。我々は、今からバブルの崩壊に対して身構えるべきだろう。

以前記載した以下の記事もご参考までにご一読ください。

ゲームオーバーが近い? 不動産投資をするなら、さらなるリスク管理が必須

不動産業界大手企業の好業績が発表されてる中、株価が反応しないことは、今後の不動産業界の先行きを暗示しているのかもしれないという記事が公開されました。不動産投資数が大幅に減少していること、富裕層を狙う不動産融資が怖いという記事についても併せて見てみましょう。


英不動産ファンドの相次ぐ取引停止で叫ばれる「リーマン前夜」

何れにしても、金融業界の動向と密接な関係にある不動産価格は、今後さらに下落傾向になってくる可能性が高いと思います。

安易な投資を控えつつ体力を蓄えてきた不動産投資家にとっては、思いがけない魅力的な不動産投資のチャンスが到来する可能性が大きいです。

しかし「リーマン前夜」の時もそうですが、いつ金融危機が発生してもおかしくない状況であっても、当面は何ら問題がないような状況が続いていました。

結果的に、金融危機の発生を予測して急いで逆張りした人たちは大変な思いをした可能性があります。

ですからここは焦らずに、世界の経済状況等を見極め、慎重に過ごしたいと思います。

 

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