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変わってきている不動産業界@文春オンライン

2018.3.9|コラム

「文春砲」で知られている「文春オンライン」に、不動産業界、不動産投資に関する面白い記事が2つ掲載されていました。賛否両論あるとは思いますが、的を得ている部分も多いです。

 

不動産がAIオタクに支配される時代へ

度胸のある体育系が重宝されきた不動産業界

私が不動産業界に入ったころは、不動産会社に入る学生はおおむね「算数できない、英語できない」というのが通り相場だった。つまり不動産を扱うにはごちゃごちゃ理屈を並べるのではなく、必要なものは度胸とドタ勘だけ。不動産はいわば「とったもの勝ち」で、不動産価格は勝手に右肩上がりで上昇するものであるから体育会でみっちり鍛えられた、力があって勝負勘の強い学生が珍重されたのである。

だが、このシーラカンスのような存在だった不動産業界にも2つの大きな流れがやってきた。ひとつが不動産の証券化による金融マーケットとのつながりであり、もうひとつがAIやIoTに代表される技術革新だ。


若者には、いまの年寄りの人生アドバイスが役に立たない理由

株式であれ不動産であれ、資産を持っていればいずれ値上がりして転売するとき利鞘が出ると信じ込めるから、借り入れを起こしてアパートみたいな投資用不動産を買って悠々自適な老後の生活を、と思えるのでしょう。会社にいれば、勤続年数に応じた昇給があったり、同期の桜と見比べてほどほどの咲き具合でも昇進するポストはあった。

そういう戦後の成長のファンタジーが雲の上まで続いている前提で物事を考えている高齢者は、自分の成功体験に基づいて、かなり自信満々に「最初は大手企業に入りなさい」などと真顔で若者にアドバイスできてしまう。「公務員は安定してるよ」と、また「好きな研究を極めるのが一番だ。いずれ芽が出るから」と、適当なことを言う。でも、実際には大企業に入っても3年以内に辞めてしまう新卒離職率が大卒で3割を超えているんですよね。

 

先日記載した、不動産投資に関する以下の大きな問題では、

シェアハウス不動産投資で数億円の借金

2億円を借金して不動産投資をした女性が、「もうおしまい。死ぬしかないかもしれない」と親に相談した記事が公開されています。多くの先人が、安易な不動産投資は危険だと言い続けているにも関わらず「私だけは大丈夫」と人は思ってしまうものです。自己責任と言えなくもないないですが、実はそうでもないようです。

獲物を狙うハンターのように、

ごちゃごちゃ理屈を並べるのではなく、必要なものは度胸と勘だけ

のような不動産会社に、

成長のファンタジーが雲の上まで続いていると考えている

ような人が狙われたような状況です。そして、今はその罠も巧妙になり、見破るのは難しくなってきています。

 

以前、

不動産投資家がマンション偽装から学ぶべきこと

最近の不動産投資家の傾向として、売主側から開示された資料や経済動向等をデジタル的に分析する能力が優れている一方、性悪説によるリスク分析が苦手なことが挙げられると思います。

平和で飽食な時代に生まれ、あまり不自由のない時代に育ったことは本当に幸いですが、あまりにも無防備ではトラブルに巻き込まれる危険性が非常に大きいです。

という記事を記載しました。

 

安易な成功談を、自慢げに語ることが多い怪しげな不動産投資セミナーについては、

「不動産投資って全くおいしくない。不動産投資セミナーに人が集まるのが不思議」by ホリエモン

とホリエモンも言っています。

こんなに警告されているにもかかわらず、未だに週末は不動産投資セミナーに通う人も多いです。

玉石混交の不動産会社や証券会社において、全てに自浄作用が働くことはありません。問題を起こした営業マンが、別の不動産会社に転職したり、場合によっては自ら会社を設立することも多々あります。

結局は自己責任ですかね。。。

 

大手企業、優れたスキーム、でも失敗すれば誰も責任を取ってくれない

うまい話にはウラがあると思いましょう。年々、巧妙になってくる投資話は何事も疑ってかかった方がよいかもしれません。

 

一般的には街の不動産屋よりも社会的な地位が高そうな大手企業の営業マンの言うことを鵜呑みにする方が多いです。しかし、必ずしもその営業マンが正しい行いをしているとは限りません。現に大手企業の不正は年々増えているように思います。

不動産投資そのものが悪いわけではありませんので、聡明な投資家の皆さんは、ご自身で冷静に判断していきましょう。

 

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