不動産投資に失敗する大きな理由の一つ
2018.8.3|コラム
不動産投資に失敗する要因の一つに、先人の話を聞かないことが挙げられます。不動産投資の失敗で破産や一家離散してしまうことも多いので、実はリアルな事例は世の中に伝聞されることが少ないのでしょう。
「決定的に欠けていた能力」とは
歴史が偶然の産物だとしたら、歴史に名を残した人物たちは単に運がよかっただけなのでしょうか。じつはそれも違います。歴史に名を残すリーダーは、偶発的な出来事に対応する力を持っていました。家康もそうです。三成の蜂起という予想外のことが起きても、状況を冷静に分析して柔軟に対応し、関ヶ原の戦いを勝利に導きました。
では、家康が的確に状況分析できたのはなぜか。それは「聞く力」があったからです。予想が外れたということは、何か見落としがあったということ。家康は自らの見落としを認めて、人の意見に真摯に耳を傾けました。だから想定外の事態に対応できたわけです。
混迷の時代を生き抜くために必要なのは、聞く力に裏打ちされた対応力。歴史がそれを証明しています。
不動産投資に失敗する原因の多くが、
不動産投資に関する書籍やセミナー、家賃保証の話を疑わない人たちが詐欺まがいの商法に嵌り、人生を台無しにしています。本来、自分が支払う必要のない借金を押し付けられ、その返済に窮して人生を台無しにしている人たちの多くは「マジメ」な人なのではないかと、堀江貴文氏も述べています。
に記載したように、不動産投資セミナーに参加したり、不動産投資本を読むことにより、現実がよく見えなくなります。ちょっと考えれば分かるような怪しい話に、吸い寄せられてしまうのです。
セミナーや本は、失敗事例を混ぜつつも、成功事例を中心に美辞麗句を並べるものです。さらにネームバリューがある大手企業が主宰すればサラリーマンは盲目的に信じてしまいます。
不動産投資に失敗した人で、その経験を胸をはって公開する人はあまりいません。そして、私たちのように不動産業界にいて、失敗事例を長年見聞きしている会社の話は、成功を信じている投資家さんに話しても響かないことが多いです。
投資話は、よく聞き、ゆっくりと考えれば、怪しいかどうか判断できますので、どうぞお気を付けください。
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