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週刊ビル経営インタビュー記事掲載『貸ビル街探訪Part 2』ービジネスインバウンド&「上野コアビル」

2018.9.3|現場の話

『週刊ビル経営8月27日号』「貸ビル街探訪 Part 2 :上野編」において、コメントを掲載していただきました。今回は観光資源に関する一般的なインバウントだけではなく、ビジネスインバウンドにもフォーカスした取材となりました。

 

上野エリアにおいては、観光資源として特に注目されている

「パンダ」「浅草寺」「東京スカイツリー」

+秋葉原の電気街(とアニメ街も?)

ことから、外国人観光客のインバウンドが特に注目されています。

 

今回の取材では、現在の貸しビル市況の他に同じインバウンドでも、

「ビジネスインバウンド」

の需要に関しても取材していただいました。

上野と浅草エリアの双方にアクセスが至便な銀座線「稲荷町」駅から近い所にあるビルを所有しており、かつ、アジア系のテナント様に多数入居していただいていることもあり、このエリアの特徴を体現していることも、取材に至った要因の一つだと思います。

 

ビル経営はテナントのビジネスサポート型へとシフト

国際的なビジネスが大小問わず進む今では、国籍関わらずテナントをサポートすることが求められています。

オフィスビルの経営は、働き方改革やWeWorkなどの台頭もあり、テナントを支援する「おもてなし」の方向に変化しています。ハード面に多額の資金を投入することだけでは、不十分になりつつあるのです。

 

良い自問が良いビル戦略を作る

アップルを倒産から救った、ジョブズの「ある質問」

スティーブ・ジョブズは私たちに、インスピレーションをもたらすリーダーは会社の真の目的を追求するため、深くて意味のある質問を投げ掛けるということを教えてくれた。あなたも自分とチームメンバーに、次のような問いを投げ掛けてみよう。

毎日の原動力となるものは何か?

わくわくした気持ちになるものは何か?

顧客の夢の達成をどうすれば支援できるか?

私たちの中心的価値観は何か?

私たちが支持しているものは何か?

世界における私たちの居場所は?

こうした質問は、企業の中心理念の伝え方を決める上で大きな役割を果たし得る、見識にあふれた答えを導き出してくれる。

Appleとビル経営者では議論するべき内容が違いすぎるということは置いておいて、これらの問いは、実はビル経営にも共通してきます。ビジネスインバウンドで日本に進出する企業は、それぞれの分野で優れた技術力や信用力を持ち、中小企業であってもビジネスフィールドがグローバルです。

そのような優れた企業の支援には、不動産ノウハウだけでは不十分で、もっとグローバルな視点のもと、起業家としての能力を磨く必要があり、その都度柔軟な対応が求められるのです。

 

現状にあぐらをかいて「これでもう大丈夫、もういいでしょう」が衰退の原因

「日本で仕事をするなら、日本式のマナーとスピードで」

ということをおっしゃる方々の大半は、衰退の一途をたどる危険性があります。いつの時代も共通しているのは、「これでもう大丈夫、もういいでしょう」と思い、進歩するための努力をやめたら衰退の一途をたどるということです。

そうはいっても、いくら成長したいからといって、以下のような改ざんはいけませんよね。

不動産会社のTATERUが改ざん 顧客の融資資料を
東証1部上場の不動産会社TATERU(タテル、東京、古木大咲代表)で、新築アパート投資をする顧客から受け取った融資資料を改ざんする不正があったことがわかった。従業員が銀行の融資審査を通りやすくするため、顧客のネットバンキングの画面を改ざんし、預金残高を多く装っていた。

 

末筆になりましたが、酷暑の中、弊社までご足労賜りましたこと、ご担当者様には心より感謝致しております。

 

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