ビル経営に改革をもたらす「WeWork」に入居した3つの理由
2018.9.14|不動産投資ニュース
WeWorkはフリーランスやスタートアップ企業だけではなく、アマゾンやマイクロソフトのような大手企業の入居も増えています。WeWorkの神宮前・原宿拠点「WeWork Iceberg(アイスバーグ)」に、実際に入居した記事を見てみましょう。
僕がWeWorkに入った3つの理由――快く頼り頼られる経済圏メリットと採用効果
8月1日から原宿にオープンしたWeWork Icebergを拠点に働いています。渋谷区神宮前でのオープンが決まったことを知り、7月の内覧に参加したのですが、その日に即入居を決めました。
すでに入居から1カ月余りが経ちますが、とにかく満足度が高い!です。
それはもう、僕の人生で“良かったと思える意思決定ベスト5”に入るほどの満足度の高さ。イノベーションを起こしたいと思うスタートアップほど、ここに入るべきだと思います。
「WeWork Iceberg(アイスバーグ)」の内外装や料金事例等の詳細に関する記事です。
原宿からイノベーションを–WeWorkの新たなコワーキングスペースに潜入
名前の通り氷山を彷彿させる7階建てのビルは全面ガラス張りとなっており、そこで働く人々をより自由な発想の世界へと誘う。オープンから1週間ですでに活気に満ち溢れた、刺激的な空間をレポートしよう。
グローバル化、外国企業の日本進出もあり、経営状況や商品・サービスの変革に迫られている企業は多いと思います。停滞ムードを打破するためには、職場環境やコミュニティを変化させることは、凝り固まり気味の発想を、柔軟にすることにつながります。
これからのビル経営は、おもてなし・柔軟性・スピードが必須
昨今の入居希望者は、リノベーションなどは当たり前に求めていることが多く、場合によっては、ビル経営側のセンスでは価値観が合わないため、どうせならボロボロの状態で引き渡ししてもらい、費用負担は相談の上、入居者自身でリノベーションしたいということも珍しくないと思います。せっかく多額のリノベーションをしたビルオーナーさんにとっては、本当にまいりますよね。
WeWorkの入居者の動向を分析すると、
・設備やコミュニティ構築の容易さの「おもてなし」
・社員数の増減(増床と減床)に対応しやすい「柔軟性」
・契約の容易さの「スピード」
がキーワードになっています。
今後のビル経営に求められるリノベーションは、
一方的なデザイナー目線重視
ではなく、
様々な要求をスピーディーに求める入居者目線重視
にて近い将来変化することを前提に最低限の費用でスピーディーに行うことが求められると思います。
WeWorkの素晴らしさと問題点については、ご参考までに以下の記事を一読ください。
WeWork、Airbnbの台頭で「不動産シェアリング」の先行きを読む
シェアオフィスに関しては圧倒的な資金力とブランディングでWeWorkが一強になるかと思いきや、トレンドもあり、センスの良い競合がドンドン出てきますね。
フリーランスや海外企業が使うシェアオフィスとは異なり、日本の法人向ビルの場合、担当者は、情報漏洩や雇用形態に責任を負い、賃貸借契約の締結に至るまでの各種手続きは、容易ではありません。ましてやアルコールが提供される環境に抵抗がある企業も事実多いと思います。
そういった現実を無視して、WeWorkの表面的なモノマネをしてもうまくいきません。
その場、その時に形態を合わせて、半歩先行くビル経営をしていきたいと思います。
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