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カナダ不動産投資ファンド エイベックス本社ビル等オフィスビル中心に1兆円投資予定

2020.12.25|不動産投資ニュース

GINZA SIXや武田薬品大阪本社ビル等に投資しているカナダ不動産投資ファンドのベントール・グリーンオーク(BGO)は、日本に在宅勤務はさほど定着しないとの読みから、オフィスビル中心に日本での投資を加速するとのことです。

 

オフィス回帰見込み日本で1兆円投資、人員倍増-加不動産ファンド

ソニー・カルシ最高経営責任者(CEO)がブルームバーグとのインタビューで明らかにした。「アジアは欧米に比べると相対的に新型コロナウイルス禍による打撃が抑えられている」と指摘。その上で「在宅勤務はアジア、特に日本において長期的なトレンドにはならない。日本はアジアでトップ・チョイスだ」との見方を示した。

1兆円のうち最大7割程度をオフィス、1割をホテル投資に振り向け、それ以外でデータセンターや物流施設の買収も検討する意向。現在、数百億円規模の案件が幾つか進行中という。

BGOは、上記の記事に記載された「数百億円規模の案件」の一つとして、南青山にあるエイベックス本社ビルに投資するようです。

エイベックス、本社ビル売却へ 700億円でファンドに

エイベックスは東京都港区の本社ビルをカナダの大手不動産ファンド、ベントール・グリーンオーク(BGO)に売却する方針を固めた。金額は700億円強となる見通し。

昨日(12月24日)付で、エイベックスが本社売却を正式に発表しました。譲渡益は290億円(表示単位未満は切り捨て)とのことです。

固定資産の譲渡及び特別利益の計上に関するお知らせ

今後の当社オフィスにつきましては、譲渡先とリースバック契約を締結し、一定期間入居する予定です。なお、今後、本譲渡に伴うリースバック契約終了後の対応を含め、開示すべき事項を決定した場合又は事項が生じた場合、適切に開示いたします。

BGOはこれまで、GINZA SIX8階オフィスフロアや武田薬品工業の大阪本社ビルに投資する等、日本で積極的に不動産投資を行なっています。

相次ぐ外資系大手不動産ファンドによる日本の大型不動産投資

外資系不動産ファンド「ベントール・グリーンオーク(以下「BGO」)」は、日本企業の大型不動産売却が増加することを想定し、投資を拡大するとのことです。外資系大手不動産ファンドによる日本の大型不動産への投資が相次ぎ発表されていますが、その背景を認識する上で興味深いレポートが公開されていました。

BGOは、アイルランド製薬大手シャイアーを買収したことによる負債削減を目的とした武田薬品工業による不動産売却の受け皿になりましたが、今回は、業績不振に苦しみ収益の回復に向けた道筋も見えていないエイベックスの不動産売却の受け皿になりました。

空前の低金利と世界的金余りによって、利回りが低くても立地条件や建物グレードが良好であれば、BGOが主に投資するクラスS /Aと呼ばれる大型ビルに限らず、中小規模ビルでも海外不動産投資家中心に買主候補が存在します。日本の一般的な不動産投資家とは、投資目線が異なることが多々ある為です。場合によっては、キャッシュで購入します。

例えば最近、中華系投資家さんが東京都中央区の10億円以上のビルをキャッシュで購入したとのことです。投資に際しては、資産価値が落ちにくい好立地であったことが決め手になったようです。おそらく、投資物件の利回りは、現在の相場から想定すると相当低いと思います。

以前も記載しましたが、このような海外不動産投資家等の旺盛な投資意欲は、赤字で経営難のビル所有者だけではなく、絶好の資産替えの機会ととらえて前向きに売却を検討するビル所有者の保有ビルを手放そうという動きを後押しするでしょう。

 

大混乱した2020年を振り返ると、一棟物不動産投資は本業以外の柱に

今年は、新型コロナウィルスの影響で世界的に大混乱した一年でした。そうした中、ビルや賃貸マンション一棟への不動産投資が、未曾有の感染症にも比較的耐久性のある事業の一つであったことは否定できない事実だと思います。特に中小企業の場合は、業績悪化に見舞われた場合であってもこうした不動産投資は、大地震に見舞われるリスクは回避困難ではあるものの、投資対象物件と金額を見誤らなければ本業以外の大きな収益の柱になることが可能です。

一方、多くの企業が参入したホテル事業は、致命的な大打撃を受けてしまいました。ホテル事業は、高額な建築費を負担する必要があったことに加えて、あまりにも東京五輪に焦点が当てられ過ぎて作り過ぎの感が拭えませんでした。

原点、初心に戻り、物事を開始することの大切さを実感した一年でした。

今年もたくさんの記事をお読み頂き、誠にありがとうございました。来たる2021年も、少しでもお役に立つことができる記事を配信することに努めます。どうぞよい年をお迎えください。

 

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