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京葉銀行 地方銀行では珍しい「不動産ノンリコースローン」実行

2022.5.10|不動産投資ニュース

京葉銀行は、不動産の賃料収入等を返済原資とする不動産ノンリコースローン(非遡及型融資)を実行しました。一般的に、地方銀行は遡及型融資のみですので、とても珍しい融資事例です。

 

京葉銀行のウェブサイトから引用させて頂きます。

株式会社レオ・コーポレーションとの不動産ノンリコースローンの取り組みについて

今回、レオ・コーポレーションは保有する不動産(レオステーションフロント鬼越)を、 資産流動化法に基づき特定目的会社に売却し、当行は単独で特定目的会社に対し、当該不動産 の購入資金としてノンリコースローンを実行いたしました。私募ファンドは、レオ・コーポ レーションがアセットマネージャーを受託、出資者は千葉県内企業と「オール千葉」での本件 取り組みにより、千葉県内におけるさらなる不動産マーケットの活性化が期待されます。

レオ・コーポレーションとしては、保有する不動産を、自ら主導で設立した特定目的会社に売却することで、転売資金を得ることができました。その購入資金の一部として、京葉銀行が特定目的会社に対してノンリコースローンを実行したのであって、同社が京葉銀行から融資を受けたわけではありません。

Jリート等の不動産ファンドに対しては、国内外大手金融機関がこうした融資を行うことは一般的ですので、ノンリコースローン自体が珍しいわけではありません。ただし、地方銀行がノンリコースローンを単独で実行することはとても珍しいと思います。

京葉銀行は、千葉県内では最も有名な地方銀行の一行ですので、同県内の顧客が多数存在しています。今後、特に千葉県内の企業における様々な資金調達需要に対して、京葉銀行が柔軟に対応して下さるのではないでしょうか。またそのことに大いに期待しましょう。

 

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