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千葉県流山市が熱い!「東の二子玉川」流山市、転入超過数が千葉県第1位&全国10位

2015.3.6|現場の話

20150306

千葉県流山市の人口増加が堅調です。2014年に転入者から転出者を引いた数(転入超過数)が千葉県内第1位、全国では第10位となりました。約10年前に開通した「つくばエクスプレス(TX)」沿線で東京都心への通勤が便利になったことだけでなく、ターゲットを絞った大規模開発で子育てや日常生活が便利になり、ついに「東の二子玉川」と呼ばれるまでになりました。

 

先日朝日新聞に掲載されていた記事です。

つくばエクスプレス効果、転入者続々 沿線の千葉北西部
千葉県北西部のつくばエクスプレス(TX)沿線自治体の人口増加が堅調だ。なかでも流山市は2014年の転入超過数(転入者から転出者を引いた数)が2387人となり県内1位、全国10位になった。目を引くのが子育て世代の増加だ。TX開通から10年。交通の利便性に加え、保育サービスなど暮らしやすい環境が選ばれているようだ。

最近では、PROJECT D.N.Aと名付けられた大型複合開発が進行中です。

TX南流山駅から徒歩10分圏内にあり、小中学校に隣接する広大な造成地には、新しいショッピングモールがオープンしました。

PROJECT D.N.A商業施設

小学校の隣には分譲マンション「ウェリス南流山(PROJECT D.N.A マンション街区)」も建設中です。近い将来、保育園が隣接地に新設される予定です。

PROJECT D.N.Aマンション街区

この複合開発エリアは、千葉県松戸市内にある私たちの事務所より車で10分圏内のところにあります。

このエリア近くには、どんどん一戸建住宅や賃貸アパートが建設されています。

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このエリア近くはもちろんですが、南流山駅近くに投資用不動産や中古住宅を所有している方においては、思いがけないチャンスが巡ってくるかもしれませんね。

 

 「東の二子玉川」と呼ばれるまでになった魅力的な街を探る

流山市内の他のエリアでも、大規模な都市開発が進行中です。次々に大きな道路が開通したり、駅前に高齢者住宅が新設されています。こんなところに道路があったかな?と思うほど、流山市の姿は大変貌を遂げつつあります。

 

TX「流山セントラルパーク」駅そばには、病院が新設される予定です。

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TX「流山おおたかの森」駅近郊では、道路の拡幅工事等大規模な開発が今後行われる予定です。最寄駅から徒歩10分圏内のところで次々と戸建住宅や賃貸アパートが新築されています。

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平成27年4月1日には、初の小中学校併設校として「流山市立おおたかの森小・中学校」が開校します。

 

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学校が新設されるとともに、その近郊には戸建住宅が立ち並びそうです。

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地元も驚く大規模都市開発の仕掛けは?

その他のエリアでも、車を走らせると各地で大規模開発が進行しています。今後流山市の面積の18%にあたる広さを次々に開発し整備していくという情報もあります。隣接市の松戸市に事務所がある私たちですら、こんなに流山市が変貌を遂げたことについては正直言って驚いています。

今の流山市長になる前と昨今では、まるで別の自治体ではないかと思うくらいです。おそらく地元流山市にお住まいの方の多くの方も、まさか流山市が「東の二子玉川」とまで呼ばれるようになってくるとは思いもよらなかったと思います。

このような大変革を実現しつつある井崎流山市長へのインタビュー記事です。

【千葉県流山市の魅力を探る①】井崎市長に聞く、人口・人気急上昇の流山の魅力とは?
2013年には16万9000人に増加。昨年末には「人口が17万人を越すのはいつでしょう?」というクイズまで行われた。しかも、増加しているのは30代から40代の子育て世代。街全体が若返っているわけで、実際、流山おおたかの森駅を始め、どの駅周辺を歩いても、ベビーカーを押すお母さんや子どもたちが増え、街が大きく変わったことを痛感する。

その変革を推進したのが2003年に市長に就任、現在、3期目を務めている井崎義治さんである。民間のシンクタンクから政治家に転じ、誰も知らなかった田舎の街(失礼!)を東の二子玉川と言われるほどに変えたとして、マスコミにも頻出しており、街づくりに関心のある人ならご存知だろうと思う。

その自治体が成長するかどうかはそこに集う人材次第であり、その中で最も大切な人材はやはりトップ(市長)でしたね。

ただし、ここまでの道のりは決して順風満帆ではなく、苦難の連続だったと思います。

事実、流山市役所内でのすさまじい反発も受けたようです。

30代人口急増!流山市、”異端”の街づくり
マーケティング課のリーダー(課長)は民間から公募しました。採用にあたっては、市内の著名なマーケティング専門家に審査してもらったのだが、採用が決定したリーダーには、「打たれ強いかどうか」を何度も確認した。市役所内の反発のすさまじさが想像できたので、「ぜったいに打ち勝つつもりでやってくれ」とお願いしました。
実際、役所内のカルチャーショックは相当なものでした。稟議が部長のデスクで2カ月間も止まっていたこともありました。「こんなものやらせてたまるか」というような意識があったのだと思います。
「行政がこんなことをしてよいのか」「何ということを自治体が始めるんだ」と、職員に言われたこともあります。

中小企業経営はもちろんのこと、不動産投資戦略を立案する上でも参考になりますね。

一体どういったお客様をメインのターゲットにした不動産投資をするかどうかが曖昧で、リスク検証も浅いままに安易に不動産投資に走っては失敗する投資家が後を絶ちません。信念なき不動産投資は、金利上昇・空室増・相次ぐ建物修繕等の逆風が吹き始めると脆いものです。

知名度が非常に低く、地域イメージもほとんど無かった流山市の成功事例から学ぶべきところは謙虚に学びましょう。