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不動産収入があれば…ホラー映画製作会社倒産の〝厳しい実情〟

2015.9.18|不動産投資ニュース

20150918

ハリウッドでも注目を浴びるほどの映画プロデューサーが率いる会社が倒産しました。時代の変革が高速で進む時代ですので、本業一本で長く安定した経営を続けることは、今後ますます難しくなりそうです。経営の支えとして、不動産による副収入があれば良かったのにという記事です。

 

まずは倒産の内情について記載されている記事を見てみることにしましょう。

「リング」売れたが…ホラー映画製作会社倒産の“厳しい実情”

「東宝や東映などの大手は不動産を持っていることもあり、副収入が経営を支えている部分があります。しかし、製作のみを手掛ける会社は、ヒット作を出し続けなければ、売り上げに直結します。一瀬さんほどの人物でも、会社を存続させるのは簡単なことではありません。

 

東京商工リサーチが公開した破産情報です。

~映画「リング」「らせん」のプロデューサーが経営~

(株)オズ(TSR企業コード:295763663、江東区青海2-7-4、設立平成1年3月、資本金1000万円、一瀬隆重社長)は7月31日、債権者より東京地裁に破産を申し立てられ9月9日、破産開始決定を受けた。

アメリカ・ハリウッドにも名をとどろかせる映画プロデューサーの一瀬隆重氏が代表を務める映画・ビデオ製作会社。一瀬氏は「帝都物語」(昭和63年公開)、「リング」「らせん」(平成10年公開)、「呪怨」「呪怨2」(同15年)など数々のヒット作を手がけ、ピークとなる19年6月期には売上高19億5764万円をあげていた。

Facebookですら若者離れでユーザ激減が深刻になり、もはや「おじさん・おばさんの道具」などと言われる記事もインターネット上で公開される程、時代の変革は激しいものがあります。

Facebook、若者離れ&ユーザ激減が深刻…もはや、おじさんの道具?

いまや大学生たちの間では、「Facebookはおじさん・おばさんの道具」という認識のようだ。授業にLINEを利用している大学や、サークル・クラブ活動などの連絡にはグループウェアを利用するなど、若者の情報共有アイテムは多岐にわたり、ひとつのソフトに縛られなくなっているということもFacebook離れを加速させている理由だろう。

 

これらの事例以外にも、一時的に成功した事業が短期間で衰退する危険性がある事業は多々あると思います。それだけ、現代は変革が高速で行われる時代ということです。

実際には、映画製作会社だけではなく、不動産からもたらされる副収入に依存しなければならない(もしくは依存すべき)状況にある会社は多々存在します。

フジテレビのような大手テレビ局ですら不動産収入に依存すべき状況にあります。

民放キー局5社、TBS除き増収 広告収入が回復、最終益はテレ朝だけ減益

在京民放キー局5社の2015年3月期連結決算が14日、出そろった。景気回復でテレビ広告収入が増加。不動産など放送以外の事業も健闘して4社が増収となった。TBSホールディングス(HD)は消費税増税の影響による通販事業の不振などで減収だった。

最終利益は、番組制作費がかさんだテレビ朝日HD以外の4社が増益を確保した。

フジ・メディアHDは、売上高が前期比0・2%増の6433億円、最終利益が15・2%増の199億円だった。放送事業は視聴率が伸び悩むなどして苦戦したが、不動産の賃料収入や住宅販売が収益を押し上げた。

 

本業の業績が思わしくない時期に黒字を出す不動産投資事業部

時代の変革が高速で進む時代ですので、本業一本で長く安定した経営を続けることは非常に難しいです。時代によって事業モデルを見直し、その時代にあったものにし続けないといけません。しかし今回の倒産事例のように、簡単には事業モデルを時代に適合させることは容易ではありません。

一方、本業の業績が思わしくない時期に、何故か黒字を出しているのが不動産投資に関わるアセットマネジメント部署(関連企業)という話はよくあります。不動産投資にはそれだけのパワーと魅力があります。

以前、

代ゼミの跡地はどうなる? 会社経営者は本業に加え、不動産投資に手を出すべきか

経営者にとって、本業を強化し成長させていくことは当然のことだと思います。一方、その本業が良い方向にいかない場合、不動産業を新事業の一つととらえて不動産業に参入する企業もあります。私たちは中小企業経営者に、本業の助けとしての不動産投資を勧めています。

(中略)

不動産投資は経営と同じです。不動産投資を本業にしていても、簡単に利益を出すことができないのは、通常の会社経営と同じだからです。本業と二足のわらじをはいて不動産投資に参入する場合、信頼のおける不動産会社、あるいはそういった不動産エージェントとの出会いが不可欠だと思っています。

という記事を記載しました。「備えあれば憂いなし」と言います。この低金利時代に、価値ある不動産投資との出会いを求めてみてはいかがでしょうか。その上でご注意いただくべき点や失敗例についてもこの記事中に記載しています。ぜひご一読ください。