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老後のお金いくら必要?

2015.9.30|コラム

20150930

老後のお金が心配で不動産投資を始める方は相当いらっしゃると思いますが、無計画で分不相応の不動産投資を始めてはいけません。そもそも一般的に老後のお金はいくら位必要なのでしょうか。

 

老後のお金、いくら貯めれば? シングルで最低1500万円!?(2/3)

今の年金制度を前提にすれば、90歳まで生きると仮定して、年金が支給される65歳から不足分の月額約3万4000円を26年間、貯蓄から取り崩していくには1060万円、夫婦の場合、約5万8000円だとすると1809万円ものお金が足りないということになるわ。 この金額に医療費や介護費用などを加えると、リタイアするまでにシングルで最低1500万円、夫婦で最低2500万円は貯めておきたいところね。

「シングルで最低1500万円、夫婦で最低2500万円は貯めておきたい」とのことですが、念のため、別の記事も拝読してみましょう。

 

■老後のお金はいくら準備すればいい?

老後の生活費は、総務省の統計を参考にして年間294万円(月24.5万円)。夫婦ともに90歳まで生きると約9100万円かかります。これに介護や医療費、家のリフォーム費用や予備費を考慮すると約1億500万円の支出になります。 一方で、夫の年金収入は男性の厚生年金加入者の平均的な給与水準を参考にすると193万円、妻の年金収入は8年程会社員で働いていたとして93万円。90歳までに二人で7400万円の年金を受け取ります。 したがって、この差額から老後のために準備が必要なお金は3000万円余りです。退職金が出れば補うことができるので、仮に1500万円の退職金が出ると残りの1500万円を60歳までに準備すればよいことになります。

細かな条件設定により異なりますが、必要な老後資金は3000万円位とのことです。しかし、夫婦で最低2500万円〜3000万円位を貯蓄することは簡単なことではないと思います。

 

老後に備えたお金がなかなか貯まらないという悩みを抱えている方は、手遅れにならないうちにその原因を客観的に分析してみてはいかがでしょうか。

 

老後のお金が貯まらない大きな原因:高額な住宅ローンや学費

高額な歩合給(ボーナス)を得る可能性がある方や、自営業の方は別として、高額な住宅ローンを組んでしまうと貯蓄はなかなか難しいです。

その点を指摘している記事です。

「老後の備えは300万の定期預金で十分」のワケ

将来への不安から住宅の購入を考える人がいますが、あまりおすすめはできません。私自身はマイホームに住んでいますが、経済的な面では賃貸のほうが有利だと思います。これから日本の人口は減少していきます。それは住宅需要の減少と同義です。住宅価格は目減りしますから、ローンが払いきれず住宅を売却したときには、最悪の場合、ローンだけが残ることもありうるでしょう。「家を買うことで本当に幸せになるのか」を熟慮すべきです。 それでも購入を考える場合には、ローンは世帯年収の3倍程度に抑えましょう。一般に世帯年収の5~6倍程度まで借りられますが、長い目で見ると金利の上昇も見込まれ、借金は抑えたほうが無難です。

お子さんを幼児の時から高額な学習塾に通わせているために、老後のお金が貯まらないという方も多いと思います。高額な住宅ローンと学費をダブルで負担している場合には、なおさら老後のお金は貯まり難いです。

住宅ローンを組んで不動産を購入することや、学習塾に通わせることについて否定しているわけではありません。ただし、高額な費用を負担してまでその必要が本当にあるかどうかについてご家庭内で再検討することは大切だと思います。

 

熟考した上で、老後の資金作りや学費の捻出等のために不動産投資を開始するというご決断をする方は、ご参考までに以前記載した以下の記事をご一読ください。

相続税対策・老後の資金作りの為の不動産投資の注意点

相続税対策・老後の資金作りの為の不動産投資の注意点 「不動産で不労所得 数百万円!」とか、「不動産収入 数千万円!」という派手目なキャッチフレーズで、不動産投資を宣伝するウェブサイトに時々出会います。今回は不動産投資を開始する上で注意すべきことについて確認します。


変わる常識。中小企業に求められる不動産投資とは?

そもそも、日本企業において終身雇用・年功序列制度が崩壊していることから、高学歴を得たとしても企業内でどれだけ長期にわたり目指すライフスタイルや収入を手にできるかどうかは不明瞭です。

グローバルな視点で考えると、さまざまな市場が存在し、拡大しています。世界のニーズに合わせて、自分の腕で、自分が求める人生を送ることを第一に考えて行動する人はますます増加するでしょう。

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