多くの人から批評を浴びている考え
2015.10.6|不動産投資ニュース
「東京五輪の後も、都心の不動産価格は下がらないのではないかと思い始めた」と述べている住宅ジャーナリストの記事が公開されています。記事公開後に多くの人から批評を浴びている記事を見てみましょう。
値上がりした都心マンションがその後どうなるかについて、私の予測を書きたい。
都心マンションは2020年東京オリンピックまで上がり続け、オリンピックの閉会とともに下がる、という声が多い。私自身、東京五輪招致が決まった2013年9月からそう言い続けてきた。しかし、今は別の思いにとらわれるようになった。「東京五輪の後も、都心の不動産価格は下がらないのではないか」と思い始めたのだ。
この記事の本旨は、「東京超都心」に限定していると思いますが、東京五輪後も、「東京都心」の不動産価格が下がらないと、数多くの読者をミスリードしそうですね。。。
この記事の著者による関連記事です。
不動産業界で今注目されているマンションがある。東京・六本木に近い場所に建設されるマンション。その平均分譲価格が、バブル期の最高価格を更新するのではないか、と見られているからだ。
バブル期の平均価格の最高値とは、いったいいくらだったのか。
かつてのバブル期のような異常な状況であることは事実です。
別の著者による記事です。
都心のマンション価格の高騰も、通常の需給関係では 説明できない水準に達しているので、ほぼ完全なバブル。 嫌ですね。バブルはいつか弾けます。 弾けるのなら膨らまさなければいいのに、それを膨らませるのが人間の性。
この記事で著者が述べている通り、今はリーマンショック前の「ミニバブル」と呼ばれていた頃と似ていると思います。いつか弾けることが分かっているのに、それを膨らませてしまうのが人間の懲りない一面です。
以前記載した次の記事
不動産投資を検討する上で、今後も不動産価格が上昇するのかどうかについては特に気になる事だと思います。東京オリンピックまでは価格が上がるのかと言われれば、そうかなとも思う人もいるでしょう。ところが、昨今の世界的な株式市場の混乱でリスクが増し、既に不動産投資戦略の見直しが必要になってきている投資家も実は多いのではないでしょうか。
地球規模のお祭りであるオリンピックが東京で開催されるので、不動産価格が上がるように感じるのも分かります。
もご一読ください。
一般的な投資家の場合は、東京オリンピックまでの間に値上がり期待で不動産投資をするのはリスクが大きすぎます。
繰り返すようですが、バブルは弾けるものです。
「東京オリンピック」と「相続税対策」が、聡明な投資家の心理を惑わす要因にならないことを祈ります。