セミナー行くのやめませんか? お金持ちが不動産投資で続々と破綻
2016.12.9|コラム
不動産投資で一度は成功した人がいつの間にか退場することはよくあります。ご聡明な医者や外資系企業勤務者などの高所得者の破綻が増加している記事も見てみましょう。
豪邸を購入したために大変なことになった事例についての記事です。
私の失敗は、こんな大きな家に住ませ、家族に贅沢をさせてしまったことです。特に子供たちが、贅沢な生活に慣れすぎて感覚がおかしくなってしまった。
実は最近、40代になっている勤め人の息子が、私に無断で大きな借金をしていることが発覚したんです。現金などの資産は私が自分で管理しているのですが、息子はそれが不満だったのか、自分が贅沢できるおカネを作ろうと投機に手を出して、数千万円の借金を作ってしまった。息子には『一円も払わん』と言って突き放しましたが、『俺を見捨てる気か』と騒ぎ出して大ゲンカですよ。そもそもこんなことになったのも、私が『1円の大切さ』をきちんと教えてこなかったからです。
昨今、不動産投資で破綻する高所得者の方が増加しています。
金融緩和で融資条件が緩くなり、新たに不動産投資を始めたサラリーマンが条件の悪い物件を購入し、破産する問題が浮上している。
共通するのは、医者や外資系企業勤務者など高所得者だ。
その裏で、金融機関と不動産会社の癒着や、悪質なコンサルティング会社も暗躍している。
元金融機関出身のAオーナーのもとに破産寸前の家主が相談に来るようになったのは2015年の終わりからだ。
これまで7~8人から相談を受けたという。
「属性は見事に2つに分かれる。年収2000万円以上の外資系企業のサラリーマンか、勤務医だ。奥さんから不動産投資を始めたいと頼まれ、不動産会社主催のセミナーに行きはまってしまう」とAオーナーは話す。
不動産投資を行う上では、ノーベル経済学賞を受賞するような高度な知識よりも、性善説にたたないことと「人生のまさか」に備えることの方が重要だと思います。
そもそも不動産投資の収支計算のほとんどは、
「永続性が保証されない収入」-「想定外の支出額と金利変動リスクのある返済額を含む支出」
という単純な四則演算で可能です。
一時的な不動産投資の成功者や不動産業者のセミナーの話は、安易な成功談や、たまたまタイミングが良かったら、という場合がほとんどです。場合によっては失敗するノウハウになってしまいます。
以前、
という記事を記載しましたので、併せてご一読ください。
何のための不動産投資? 何のための不動産投資セミナー?
こうしている間にも、破綻する不動産投資家が増加しているのでしょうね。
自己破壊的な不動産投資をしていることに薄々気づいた時には、もう後戻りできない場合が多いです。不動産投資にバラ色の人生を見るのは安易なことですし、本業をおろそかにして墓穴を掘る場合も多いと思います。
落ち着いた生活をし、自分の仕事に励み、自分の手で働くことを忘れてはいけませんね。何のために不動産投資をするのかを忘れてもいけません。
以前記載した以下の記事をご一読ください。
不動産投資を始める代表的な目的は脱サラやお金儲けだと思いますが、投資後に行き過ぎた浪費等のため、大変な状況に陥る方がかなりいます。自制心を失わない為にも、何の為の不動産投資&お金儲けかについて、バフェット氏から学んでみましょう。
例えば、手残りで現在よりもプラス月7万円が必要な方は、何もリスクと多額の借金を負担して不動産投資をしなくても良いと思いますよ。
「一体、お金を得て何をしたいのでしょうか?」
ウォーレン・バフェット氏やチャーリー・マンガー氏が繰り返し述べている最も大切な事の一つに、意外なほど無頓着な方が多いようです。
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