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「インドア農業」に注目! ビル・倉庫・工場がハイテク農業拠点に 

2017.6.27|不動産投資ニュース

ビル・倉庫・工場が農業の拠点として生まれ変わる「インドア・ファーミング」ビジネスについて、アマゾンCEOや多くのベンチャーキャピタルが注目しているという記事が公開されています。巨額の投資マネーがこぞって動き出しているようです。

 

ジェフ・ベゾスも注目の「インドア農業」 LEDで生産量100倍を実現

次世代のオーガニック農法と言われる「インドア・ファーミング(室内農業)」のバワリーファーミング(Bowery Farming)が6月14日、2000万ドル(約22億円)の資金調達を行った。出資したのはゼネラル・カタリストやGGV Capital、GV(旧グーグルベンチャーズ)などだ。

バワリーの調達総額はこれで2750万ドル(約30億円)となった。企業価値は非公開とさた。「我々は食料の未来を考えているテック企業だ」と共同創業者でCEOのIrving Fainは語る。


「LEDの進化が大きな転機となった。コストが85%以上下がり、効率が2倍になったことにより、実験室でしかできなかったことが商業規模で出来るようになった。これがなければ実現できなかった」とFainは言う。

バワリーは新たに調達した資金で従業員をさらに雇い(現在はわずか12人)、農場を増やし、葉物以外の野菜の生産を開始する。長期的には中国への進出も考えている。「垂直農場はアメリカを飛び出て新興市場に進出する時が必ず来る」とTungは見ている。

巨額の資金を調達したアメリカのベンチャー企業は、自国だけでなく、農地の土壌汚染等の問題を抱える中国や、新興市場への進出も考えているようですね。

 

LEDコスト削減と、データ解析やロボット工学の進歩が後押し

太陽光を用いた垂直農法(Vertical farming)はこれまでもありましたが、太陽光に加えてLEDを組み合わせて垂直農法を用いる農業経営、あるいは太陽光が期待できないビルの「インドア・ファーミング(室内農業)」による農業経営は、LEDのコスト削減が求められていたと思います。

ここにきて、そのために必要なLEDの大幅なコスト削減が図られているようです。

加えて、データ解析やロボット工学の進歩が、垂直農場や「インドア・ファーミング」に新たなビックビジネスの可能性を見出すことを可能にしたようです。

 

私たちは「衣・食・住」の三本柱のうち、「住」に関して長年にわたり従事しています。

特にビル経営が専門である私たちは、長年携わっている本業のノウハウをベースとして、次世代のために、真剣な気持ちでビルを活用した垂直農場について、過去に検討した経験があります。

実は近日中に、私は中国人経営者とともに、農林水産省が関わる日本の先端的な植物工場を視察することが決まっています。

大海に落とされた一粒のしずくのごとく、小さな働きかけではありますが、私たちの長年携わっている本業のノウハウをベースとして、次世代のために私たちの出来るだけのことを実施することで、食に関する国際関係に少しでも貢献することできれば幸いです。。

 

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