弊社ビルのテナントである中国人経営者と共同取材『週刊ビル経営7月10日号』
2017.7.11|現場の話
お世話になっている週刊ビル経営様に、弊社ビルのテナントである中国人経営者と共に取材をしてもらいました。「不動産経営の未来」というテーマで、かつてのバブルが生み、負債になりつつある立体駐車場を再生できるソリューションの話です。いわば「資産の復活」です。
今回の件は、以前以下の通り記載しました通り、ビル経営サミットでお話しした内容から生まれた取材でした。
今回の登壇で、私自身は主に日々出会う方々への「隣人愛」をテーマに語っています。そういった中、実は、この「第56回ビル経営サミット in 東京」で話した内容に興味を持っていただき、弊社ビルのテナントさんへの取材が行われました。おそらく1か月以内には新聞に掲載されることになると思います。
こういった「隣人愛」のリレーができればうれしい限りです。
この取材で話しているのは、中国では立体駐車場ビジネスは右肩上がりの成長産業のひとつであり、その品質も日本に追いつくどころか、すでに追い越している企業もたくさんあるという現実です。
かつての日本企業は、中国企業と協力関係を構築したとしても、品質面、制度面等の関係で、大半がビジネスを中座して撤退せざるをえませんでした。そういう背景もあり、どちらかといえば中国企業と協力することには否定的な方も多いです。その結果、日本の企業経営者の大半が、今は違う存在になりつつある中国人とのビジネスチャンスを放棄しているようです。そもそも最初から見下す姿勢を示す人が多いのも事実です。
ですから、今回の記事でも、コメント欄では
いずれにせよ、現状、立体駐車場付建物は非常に扱いにくい物件のひとつですが、日進月歩で技術・ノウハウが向上する中国企業と、品質管理に長けた日本企業の技術連携が、資産復活への転換の大きな解決策であると確信しています。その上では、日本人的な「品質を極めるものづくりの心」を持つ張遠瑞氏のような日本在住歴の長い秀逸な中国人の存在と、隣り合わせの関係にあり日進月歩の中国に敬意を表する日本人の「隣人愛」が不可欠です。
とコメントさせていただきました。
隣り合わせの関係にある中国に「隣人愛」を示さず、かつての経験論を振り回して見下すばかりでは、せっかくの千載一遇のチャンスを自ら放棄することになります。
今回のインタビューも様々な切り口から私見を述べさせていただきました。投資用ビルや賃貸マンション一棟を売買する際の盲点であり、バブルの負の遺産になっている立体駐車場の問題と、世界のハイテク工場の中心部になりつつある中国のグローバル化により生み出されるソリューションを凝縮して記事にまとめることは、本当に大変だと思います。長時間にわたる取材と編集を丁寧に行ってくださった週刊ビル経営様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
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